要約:マヨルカ島で泊まるのに最適なエリアは、旅の目的によって異なります。パルマは街歩きや文化、車なしでの移動に便利。ソーイェルはトラムンタナ山脈のハイキングに、プラヤ・デ・パルマとパゲラは空港近くのビーチ滞在に、カラ・ミヨールとカラ・ラチャダは東海岸の入り江めぐりに向いています。パルマ空港の2025年の利用者数は3,380万人でした。おすすめはVila Damunt、Can Verí Suites、Hotel Cala Fornellsです。

マヨルカ島はバレアレス諸島最大の島ですが、場所によって雰囲気は大きく異なります。北西部では、2011年からユネスコ世界遺産に登録されているトラムンタナ山脈が海へ切り立ち、南部と東部には砂浜や入り江が続きます。島の中央部に広がるプラ平原には、農村や週市が残っています。

そのため、マヨルカ島のどこに泊まるかを決めることは、どんな旅をしたいかを決めることでもあります。街で過ごす短い休暇、山でのハイキングを楽しむ1週間、子ども連れのビーチ旅行では、それぞれ適した拠点が異なります。

このガイドでは、私たちが特に多くの宿を選んでいる6つのエリアを紹介し、それぞれから2軒ずつ提案します。サービス、立地、どんな旅行者に合うかを基準に、一軒ずつ選びました。掲載している宿はすべて、マヨルカ島の宿泊施設ページでご覧いただけます。

マヨルカ島のエリアの選び方

島の端から端までは約100キロあり、空港とバス網の中心があるパルマを軸に移動するのが基本です。拠点として特に便利なのは次のエリアです。

  • パルマ・デ・マヨルカ:旧市街、美術館、レストラン、街なかのビーチ。短期滞在やオフシーズン、車なしの旅行に。
  • ソーイェル:トラムンタナ山脈に抱かれたオレンジ畑の谷。パルマから歴史ある列車が運行。ハイカーやサイクリスト、カップルに。
  • プラヤ・デ・パルマ:州都の東に広がる大きな砂浜で、空港から数分。
  • パゲラ:島の南西部にあり、街なかに3つのビーチと家族向けの雰囲気がある。
  • カラ・ミヨール:東海岸にある細かな砂の湾で、家族旅行向き。
  • カラ・ラチャダ:北東の端に位置し、漁港と松林に囲まれた入り江がある。

車なしなら、列車やバスの便がよいパルマ、ソーイェル、プラヤ・デ・パルマが最も便利です。また、11月から3月に旅行する場合、カラ・ミヨール、カラ・ラチャダ、パゲラでは多くのホテルが休業しますが、パルマとソーイェルは一年を通して活気があります。

パルマ・デ・マヨルカの宿泊エリア

マヨルカ島の住民のほぼ半数が暮らすパルマは、最も幅広い旅に対応できる拠点です。大聖堂、アルムダイナ宮殿、マヨール広場に囲まれた旧市街は、貴族の邸宅の中庭を眺めながら歩いて回れます。西側のサンタ・カタリナは市場とレストランの街、ポルティショルなら街を出ずに海辺の散歩や海水浴を楽しめます。

ここに泊まれば、文化と海の両方を楽しめるうえ、バスで島の多くの場所へ移動できます。ただし、中心部は低排出ゾーンです。2027年1月1日以降は、例外を除き、環境ラベルBの車両も進入できなくなります。レンタカーで到着する場合は、宿泊施設にナンバー登録の方法や駐車場所を確認しましょう。

旧市街にある、私たちのお気に入りの2軒を紹介します。ほかの宿はパルマ・デ・マヨルカの宿泊施設をご覧ください。

Vila Damunt

ホテル · パルマ・デ・マヨルカ · 9,7/10 · 379件の口コミ

大聖堂のすぐそばにあるスイートで、海や街並みの屋根を眺めながら、歴史地区を歩いて回れます。広さ90 m²で設備の整ったキッチン付きの2ベッドルームスイートなら、4人家族にも便利です。このパルマのエリアでは一般的ですが、専用駐車場はありません。

Casa Delmonte - Turismo de Interior

ホテル · パルマ・デ・マヨルカ · 9,9/10 · 490件の口コミ

ミシオ教会からすぐ、マヨール広場から約200メートルの大人専用ホテルです。中心部に庭園とテラスがあるのが魅力で、この界隈では珍しい存在です。駐車場はなく、客室は2~3名用です。

ソーイェルの宿泊エリア

山脈の向こう側にあるソーイェルは、標高1,000メートルを超える山々に囲まれた、オレンジやレモンの木が茂る谷にあります。モダニズム建築のファサードや、1912年からパルマと結ぶ木造列車の駅が残っています。約3キロ離れたポルト・デ・ソーイェルは、ほぼ閉じた湾を囲むように広がり、ビーチと遊歩道があります。

トラムンタナ山脈を歩くなら理想的な拠点です。石畳の長距離ルートGR 221が谷を横切り、ここからビニアライシュ渓谷の道も始まります。トラムが中心街と港を結び、バス204番はポルトとパルマを結びます。2026年夏は、片道1日38便が運行します。

一方、車は町の外に駐車するのがおすすめです。2026年2月以降、歴史地区では許可のない車両にカメラによる罰金が科されます。進入できるのは住民、許可車両、ゼロエミッション車です。谷での過ごし方が異なる2軒を紹介します。ほかの宿はソーイェルの宿泊施設をご覧ください。

Can Verí Suites

ホテル · ソーイェル · 9,7/10 · 232件の口コミ

スイートは59~76 m²とアパートメント並みの広さで、独立したリビング、食洗機付きキッチン、バルコニーや中庭、テラスなど専用の屋外スペースがあります。長期滞在にも向いており、自転車のレンタルもあります。無料駐車場は近くにありますが予約が必要で、Wi-Fiは共用エリアで利用できます。

L'Avenida Adults Only

ホテル · ソーイェル · 9,6/10 · 284件の口コミ

折衷的な雰囲気の築100年以上の邸宅で、季節営業のプールにはデッキチェアが並び、バーサービスや水辺のビストロもあります。客室からは山、庭園、プールを眺められます。トラムで港へ向かうにも便利な拠点です。14歳未満は宿泊できず、近くの公共駐車場は有料です。

プラヤ・デ・パルマの宿泊エリア

プラヤ・デ・パルマは州都の東に広がる長い砂浜で、カン・パスティーリャからサレナルまで続きます。海沿いの遊歩道が途切れなく続き、番号の付いたビーチ施設が目印になります。空港に近く、市内バスで中心部とも結ばれているため、街の魅力も楽しみながらビーチで過ごせます。

特にサレナルはパーティーのイメージが強いエリアですが、大人専用ホテルや家族向けの宿、内陸部の別荘もあります。静かな滞在を望むなら、立地をよく確認しましょう。趣の異なる2軒を紹介します。ほかの宿はプラヤ・デ・パルマの宿泊施設をご覧ください。

Hotel Son Molí Country House

ホテル · プラヤ・デ・パルマ · 9,2/10 · 110件の口コミ

1897年築の農業用建物を改装した農園で、2025年にリニューアル。海岸に近い田園の環境を好む人におすすめです。屋外プール、庭園、テニスコート、無料駐車場があり、テラス付きのスイートからは庭園を眺められます。1室につき最大25 kgの犬を1匹まで、追加料金・最低3泊の条件で同伴できます。

Copaiba by Honne Hotels - Adults Only

ホテル · プラヤ・デ・パルマ · 9,1/10 · 1735件の口コミ

16歳以上限定で、砂浜から約350メートル。子ども連れのいない環境で、ビーチやプールを楽しみたいカップルや友人同士に向いています。ジムがあり、客室にはバルコニーが付いています。朝食はコンチネンタルまたはビュッフェ形式で別料金、駐車場はありません。

パゲラの宿泊エリア

パゲラはカタルーニャ語ではペゲラと呼ばれ、島の南西部、カルビア市に位置し、パルマから車で約30分です。パルミラ、トラ、ラ・ロマーナという砂浜の街なかビーチが3つあり、歩いて行けるカラ・フォルネルスは、松林に囲まれた岩場の入り江で、水がとても澄んでいます。

静かなリゾート地で、歩行者専用の大通りには店やテラス席が並び、西海岸を巡る拠点としても便利です。カンプ・デ・マール、アンドラッチ港、エステジェンクスへ向かう道路にもアクセスしやすく、Aerotib A11が閑散期も空港と結んでいます。

ビーチの目の前の宿と、入り江を見下ろす宿を紹介します。ほかの宿はパゲラの宿泊施設をご覧ください。

Hotel Creta Paguera

ホテル · パゲラ · 9,6/10 · 304件の口コミ

ビーチに面した3つ星ホテルで、パルミラ・ビーチから約270メートル。レストラン、バー、カフェがあります。海、山、町のいずれかを望む客室を選べますが、定員は最大2名です。駐車場は周辺の公共駐車場を利用します。予約はできません。

Hotel Cala Fornells

ホテル · パゲラ · 9,3/10 · 817件の口コミ

カラ・フォルネルスを見下ろす4つ星ホテルで、海までは約10メートル。屋上プール、屋内プール、サウナ、ジム、マッサージを備えています。レストランでは地中海料理を提供し、ルームサービスも利用できます。専用駐車場は有料です。以前あったジェットバスは現在ありません。

カラ・ミヨールの宿泊エリア

東海岸のカラ・ミヨールは、約2キロにわたって細かな砂浜が続く湾に位置し、ソン・セルベラ市とサン・リョレンス・デス・カルダサル市にまたがっています。歩行者専用の遊歩道と遠浅の海があり、島でも特に家族旅行に向いた拠点の一つです。

南には、見張り塔や松林の遊歩道が残るプンタ・デ・ナ・メール自然保護区があり、北へ歩けばカラ・ボナに着きます。ドラシュ洞窟やアルタ洞窟へは車ですぐで、401番のバスがパルマと結んでいます。

海に近いシンプルな宿と、スパのあるビーチフロントの宿を紹介します。ほかの宿はカラ・ミヨールの宿泊施設をご覧ください。

Villa Miel

ホテル · カラ・ミヨール · 9,3/10 · 233件の口コミ

ビーチから約200メートルの2つ星ホテル。バルコニーと海の眺めがある客室や、テラス付きのレストランバーがあります。遊歩道やカラ・ボナまで移動するのに便利な自転車をレンタルでき、ペットも同伴可能ですが追加料金がかかる場合があります。駐車場はなく、ダブルルームの定員は2名です。

Hipotels Flamenco

ホテル · カラ・ミヨール · 9,1/10 · 1281件の口コミ

2024年に改装された建物にあるビーチフロントのホテルで、屋外プール、スパ、ジムを備えています。客室には正面または斜め方向に海を望むバルコニーがあり、レストランでは郷土料理と各国料理を提供。朝食はビュッフェです。無料Wi-Fiは共用エリアに限られ、専用駐車場はありません。

カラ・ラチャダの宿泊エリア

カラ・ラチャダはカプデペラ市に属し、マヨルカ島の北東端に位置します。漁港や断崖の上の灯台があり、周辺には美しい入り江が点在します。松林と白砂が魅力のカラ・アグジャ、港のそばのカラ・ガト、少し北にあるカラ・メスキダなどです。

夏はほかの海岸の町よりナイトライフが盛んですが、港から数本離れた通りに行けば静かに過ごせます。中世のカプデペラ城にもぜひ足を運んでみてください。

プールがあり、ビーチまで徒歩数分のホテルを2軒紹介します。比較するならカラ・ラチャダの宿泊施設をご覧ください。

Mar Azul Pur Estil Hotel & Spa - Adults only

ホテル · カラ・ラチャダ · 9,7/10 · 65件の口コミ

カラ・アグジャの砂浜(約200メートル先)と、スパ、サウナ、マッサージを交互に楽しみたいカップルにおすすめです。屋外プールに加え、一年中利用できる屋内プールがあり、春や秋にも便利。ジムもあります。子ども連れの予約は受け付けておらず、駐車場もありません。

Mamboo Hotel Cala Ratjada

ホテル · カラ・ラチャダ · 9,4/10 · 546件の口コミ

カラ・ガトから約450メートルで、ほかのビーチも近くにあります。屋外プール、庭園、テラスに加え、ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーのメニューも選べる朝食を用意。シングルルームとダブルルームがあり、一人旅にも便利です。エレベーターも駐車場もないため、階段の利用が難しい方はご注意ください。

マヨルカ島のその他のエリア

この6つの拠点以外では、北部に大きな湾が2つあります。ポリェンサ湾には港とフォルメントール半島があり、アルクディア湾には城壁に囲まれた町と、遠浅の長いビーチがあります。繁忙期はフォルメントールへの自家用車の乗り入れが制限され、2026年は5月中旬から10月中旬まで規制されます。

南部のカラ・ドールには小さな入り江とマリーナが集まり、サンタニーやコロニア・デ・サン・ジョルディは、モンドラゴー自然公園、エス・トレンクの砂浜、カブレラ国立公園への入口です。内陸部のペトラやプラ平原の農園では、より田園的なマヨルカ島を楽しめます。

マヨルカ島の見どころ

パルマ観光は、湾を見下ろす壮大なゴシック建築の大聖堂、ラ・セウから始めましょう。ガウディやミケル・バルセロの手も加わっています。松林の丘の上には、14世紀に建てられた円形のベルベル城があり、街全体を見渡せます。

トラムンタナ山脈には少なくとも2日はかけたいところです。ショパンとジョルジュ・サンドが冬を過ごした修道院があるバルデモサ、デイア、フォルナルッチュが特に有名です。山道を車で進むとリュックに着き、急カーブの先にはサ・カロブラがあります。

東海岸にはドラシュ洞窟とアルタ洞窟、南部にはエス・トレンクやモンドラゴーの入り江があります。村の日常に触れるなら、毎週開かれる市場がおすすめです。たとえば水曜日のシネウ市場を訪れてみましょう。

マヨルカ島を訪れる時期

気候が穏やかで日が長く、真夏より混雑が少ない5月、6月、9月、10月が最もバランスのよい時期です。7月と8月はビーチも道路も混み合います。穏やかな冬はパルマや山間部を訪れるのに最適で、1月には州都の守護聖人を祝うサン・セバスティア祭が開かれます。

春はサイクリストの季節です。島を代表するサイクリングイベントMallorca 312の次回開催日は2027年4月24日で、この時期は早めの予約がおすすめです。3月末から4月初めには、パルマ湾でオリンピックセーリングのトロフェオ・プリンセサ・ソフィアも開催されます。

マヨルカ島への行き方と島内の移動

旅行者のほとんどはパルマ空港に到着します。2025年の利用者数は3,380万人で、ドイツや英国からの利用が特に多くを占めました。バルセロナ、バレンシア、デニアからフェリーが運航し、メノルカ島からはアルクディア行きの便もあります。

空港からは市内バスA1がパルマ中心部へ、A2がプラヤ・デ・パルマへ向かいます。2025年冬から閑散期も運行するAerotibの路線は、カルビアとパゲラ(A11)、アルクディア湾とポリェンサ湾(A33)、マナコル経由で東海岸(A43)、リュクマジョールとカンポス(A51)を結びます。

島をじっくり巡るなら、特に東海岸や内陸部では車が最も便利です。ソーイェル、インカ、サ・ポブラ、マナコル方面へはパルマから列車が運行しています。詳しくはマヨルカ島への行き方をご覧ください。

よくある質問

マヨルカ島旅行の計画でよく寄せられる疑問に、簡潔にお答えします。

マヨルカ島で泊まるのに最適なエリアはどこですか?

旅の目的によって異なります。パルマは旧市街、街なかのビーチ、便利な交通網がそろい、一年を通して使いやすい拠点です。トラムンタナ山脈を歩くならソーイェルがおすすめ。ビーチで過ごすなら、空港に近いプラヤ・デ・パルマやパゲラ、移動時間は長くなるものの家族向けの砂浜や入り江がある東海岸のカラ・ミヨールやカラ・ラチャダが候補です。

車なしでマヨルカ島に泊まるなら、どこがよいですか?

最も便利なのはパルマです。A1バスで空港と結ばれ、複合駅からは島のほぼ全域へ列車やバスが出ています。プラヤ・デ・パルマはA2バス、ソーイェルは歴史ある列車、トラム、204番のバスを利用できます。その他の海岸エリアにはAerotibの路線があり、パゲラ、アルクディア、東海岸へ行けますが、日常的な移動には車があると便利です。

子ども連れに最適なマヨルカ島のエリアはどこですか?

遠浅の海と砂浜がある湾が特に過ごしやすいでしょう。カラ・ミヨールには約2キロのビーチと歩行者専用の遊歩道があり、施設も充実しています。パゲラには落ち着いた街なかのビーチが3つあり、北部のアルクディア・ビーチは長く、傾斜がとても緩やかです。マヨルカ島には大人専用ホテルも多いため、予約前に子どもが宿泊できるか確認し、3人を超える場合は客室の定員もチェックしましょう。

ハイキングをするなら、マヨルカ島のどこに泊まるのがおすすめですか?

定番の拠点はソーイェルです。トラムンタナ山脈の中心にあり、石畳の長距離ルートGR 221が谷を横切ります。町からはビニアライシュ渓谷やフォルナルッチュへ歩くコースが出ています。街と山の両方を楽しむならパルマも便利で、列車やバスで山間部へ行けます。東海岸のコースを歩くなら、カラ・ラチャダからカラ・メスキダやカプデペラ灯台の遊歩道にアクセスできます。

マヨルカ島を訪れるのに最適な時期はいつですか?

5月、6月、9月、10月は気温が穏やかで、島が最も混み合う7月、8月より旅行者が少なめです。春はサイクリングやハイキングに最適で、Mallorca 312は2027年4月24日に開催予定です。冬も気候は穏やかで、パルマやソーイェルは活気があります。ただし、ビーチ沿いのホテルの多くは11月から3月に休業するため、エリア選びが大切です。