ランサローテ島へのアクセスは難しくありません。島はスペイン本土やヨーロッパ各地とよく結ばれています。事前に考えておきたいのは、島内でどう移動するかということ。それは滞在する場所によって変わります。まだ決めていない方は、ランサローテ島の宿泊施設をご覧ください。
飛行機:セサル・マンリケ空港
セサル・マンリケ・ランサローテ空港(空港コードACE)は東海岸にあり、アレシフェとプラヤ・オンダの間に位置します。Aenaによると、2025年の利用者数は892万901人で、前年より2.4 %増加しました。ターミナルから島の中央部にある海岸のほとんどまでは車で15分ほど、南端のプラヤ・ブランカまでは30分強です。
スペイン本土からのフライト
マドリードとバルセロナからは年間を通じて直行便があり、季節によってはビルバオ、セビリア、マラガ、バレンシアなど多くの都市からも運航しています。マドリードからは約2時間40分、バルセロナからは3時間強です。
最近の新しい動きとして、2026年3月からビンテルがランサローテ島とサンタンデールを結ぶ直行便を運航しています。カナリア諸島の航空会社が同島とスペイン本土を結ぶ初の路線です。また、カナリア諸島の時刻はスペインのほかの地域より1時間遅いことを覚えておきましょう。
ヨーロッパ各地・ほかの島から
ランサローテ島にはイギリス、アイルランド、ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国から多くの便が到着します。すでにカナリア諸島にいる場合は、ビンテルの1時間未満のフライトでグラン・カナリア島やテネリフェ島と行き来できます。
空港から宿泊先へ
ターミナルを出ると、タクシー、レンタカーのカウンター、そしてカナリア諸島でバスを意味する「グアグア」の乗り場があります。主な移動手段は以下のとおりです。
- 22D系統のバス:空港とアレシフェの交通ターミナルを結び、そこから島内各地への路線に乗り継げます。
- 162D系統のバス:空港を経由してアレシフェとプラヤ・ブランカを結ぶため、乗り換えは不要です。
- タクシー:到着が遅いときや荷物が多いときに便利です。アレシフェやプエルト・デル・カルメンまでは約10~15分です。
- レンタカー:空港で借りて、到着初日から島内を巡れます。
22D系統と162D系統は、カビルドが進める公共交通の拡充に伴い、2025年5月から運行しています。時刻表は曜日や季節によって変わるため、出発前に到着日の運行時刻を確認しましょう。
フェリー:海路で行く
スペイン本土から車を持ち込む場合や、複数の島を周遊する場合は、船を利用するのが便利です。主な航路は以下のとおりです。
- カディス―アレシフェ:バレアリアがカディス港から週1便運航しており、所要時間は約28時間です。車、バイク、キャンピングカー、ペットも乗船できます。
- グラン・カナリア島:ナビエラ・アルマスとバレアリアが、アレシフェとラス・パルマス・デ・グラン・カナリアを約6時間で結びます。
- フエルテベントゥラ島:プラヤ・ブランカ港からコラレホ行きの船が毎日運航しています。フレッド・オルセン、バレアリア、リネアス・ロメロが運航し、所要時間は25~35分です。
- ラ・グラシオサ島:北部のオルソラから、リネアス・ロメロとビオスフェラ・エクスプレスが約25分でカレタ・デ・セボへ渡ります。
コラレホへの航路はとても短いため、フエルテベントゥラ島で日中を過ごし、ランサローテ島に戻って泊まる旅行者も多くいます。一方、カディス発のフェリーで夏やクリスマスシーズンに車を運ぶ場合は、早めに予約しましょう。
ランサローテ島内の移動方法
ランサローテ島は南北約60 kmで、主要道路の状態も良好です。そのため、ほとんどの場所へ車で1時間以内に行けます。バス網はコスタ・テギセからプラヤ・ブランカまでの沿岸部をよくカバーしていますが、内陸部や北部では便が限られます。
バス
都市間を結ぶ路線のほとんどは、アレシフェの交通ターミナルを起点としています。1、2、3系統がコスタ・テギセ、アレシフェ、プエルト・デル・カルメンを結びます。2026年1月にはカビルドがアレシフェとプラヤ・ブランカを結ぶ60、62系統を増便し、1日の運行本数は66便から80便になりました。
北部(アリア、オルソラ)や内陸の村へ向かう便は少なく、週末に運行本数が減る路線もあります。
車
自分のペースで島を巡るのに最も便利な方法です。ティマンファヤ、ハメオス・デル・アグア、クエバ・デ・ロス・ベルデス、ミラドール・デル・リオ、ラ・ヘリア、ファマラ・ビーチなどは島内各地に点在し、公共交通機関が非常に限られている場所もあります。
ティマンファヤ国立公園では、車でイスロテ・デ・イラリオの駐車場まで行けますが、火山ルートは施設専用のバスで巡ります。ハイシーズンは、入口で車の列が長くなることがあるため、早めに出発しましょう。
タクシー・自転車
空港、アレシフェ、主要な観光エリアにはタクシー乗り場があります。短距離の移動や、車を使わずに夕食へ出かけた後の帰りに便利です。
この島はロードサイクリングに人気があり、特に冬と春に多くの人が訪れます。観光エリアには自転車のレンタルショップもあります。ただし、特に夏は風が強く、走行に影響することがあります。
旅行におすすめの時期と実用情報
ランサローテ島は年間を通じて気候がよく、冬は温暖で、夏は貿易風のおかげで比較的涼しく過ごせます。ヨーロッパからの旅行者が増える冬と、国内旅行が多い7月・8月はフライトが増便されます。人出を避けたいなら春と秋がおすすめです。
- コスタ・テギセ、アレシフェ、プエルト・デル・カルメンに泊まるなら、バスで移動し、レンタカーは2日ほど借りる方法もあります。
- プラヤ・ブランカへは162D系統で乗り換えなしで行けますが、南部(パパガヨ、エル・ゴルフォ)の観光には車がとても便利です。
- 内陸部や人里離れたヴィラに滞在する場合、車はほぼ必須です。
- ラ・グラシオサ島へ行く際は、オルソラに車を置いていきましょう。島には舗装道路がありません。
宿泊エリアによって、旅の移動時間は大きく変わります。karmahotelesでは宿泊施設を一軒ずつ選定しています。また、カナリア諸島のページでは、ほかの島もご覧いただけます。
アクセス方法がわかったら、次はランサローテ島の宿泊先を決めましょう。プラヤ・ブランカの宿泊先やプエルト・デル・カルメンの宿泊先のガイドもご覧ください。複数の島を巡るなら、まずはカナリア諸島への行き方とカナリア諸島の宿泊先から計画を始めましょう。
よくある質問
ランサローテ島への旅行を準備する方からよく寄せられる質問です。
ランサローテ島へ行く最もよい方法は何ですか?
ほとんどの旅行者にとって、飛行機が最適です。セサル・マンリケ空港にはマドリード、バルセロナをはじめ、スペインやヨーロッパ各地の多くの都市から直行便があり、マドリードからの所要時間は約2時間40分です。フェリーが便利なのは、自分の車を持ち込みたい場合です。バレアリアがカディス発の便を週1便運航しており、所要時間は約28時間です。すでにカナリア諸島にいる場合は、グラン・カナリア島やテネリフェ島から飛行機で、またはグラン・カナリア島やフエルテベントゥラ島から船で行けます。
ランサローテ空港からプラヤ・ブランカへはどう行きますか?
公共交通機関で最も直接行けるのは162D系統のバスです。2025年5月から、空港を経由してアレシフェとプラヤ・ブランカを乗り換えなしで結んでいます。車やタクシーなら、南部の道路を通って約30分です。夜遅くに到着する場合や荷物が多い場合は、タクシーが最も便利です。レンタカーを利用するなら、空港で借りましょう。
ランサローテ島からフエルテベントゥラ島へフェリーはありますか?
はい、頻繁に運航しています。プラヤ・ブランカ港からは、フエルテベントゥラ島北部のコラレホ行きの船が毎日出ています。運航会社はフレッド・オルセン、バレアリア、リネアス・ロメロです。所要時間は船会社によって25~35分なので、コラレホの砂丘へ日帰りで出かけ、ランサローテ島に戻って泊まることも簡単です。車も乗せられますが、ハイシーズンは予約がおすすめです。
ランサローテ島を巡るのに車は必要ですか?
滞在先と訪れたい場所によります。アレシフェ、コスタ・テギセ、プエルト・デル・カルメン、プラヤ・ブランカに泊まるなら、バスで沿岸部を問題なく移動できます。ティマンファヤ、ハメオス・デル・アグア、ミラドール・デル・リオ、ラ・ヘリア、パパガヨの入り江を訪れるには、車があると大幅な時間短縮になります。北部や内陸部へ向かう公共交通機関は運行本数が少ないためです。中間的な方法として、2~3日だけレンタカーを借りるのもよいでしょう。
ランサローテ島からラ・グラシオサ島へはどう行きますか?
ランサローテ島最北の町、オルソラから船で行きます。リネアス・ロメロとビオスフェラ・エクスプレスが、1日に数便、約25分でカレタ・デ・セボへ渡ります。オルソラまでは車、またはアレシフェ発のバスで行けますが、バスは運行本数が少なめです。ラ・グラシオサ島には舗装道路がないため、徒歩、自転車、タクシーとして運行する四輪駆動車で巡ります。車はオルソラに置いていきましょう。
